40代 メンズの秋冬ファッション【基本姿勢と流行、着こなし事例&コツの要点解説】

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40代 メンズの秋冬ファッション【基本姿勢と流行、着こなし事例&コツの要点解説】

40代メンズの格好良い着こなしに必要な基本的なスタンス、2023/24秋冬のトレンドや流行アイテム、そしてコーデのお手本になる具体事例を紹介する。「この秋冬のファッションどうしようかな?」そう思い立って本記事を読んでいただく40代の男性の一助になれば幸いだ。

40代メンズの秋冬ファッションのポイントは「年齢相応の格好良さの追求」と「若い頃の流行からの意識的な脱却」にあり!?

当事者である私が、40代メンズの秋冬ファッション、着こなしを考えるにあたって、重要視しているのは「年齢相応格好良さを実現できる着こなしを目指すこと」と「若い頃の流行に対する無意識の執着を脱却し、イマのトレンドを把握し、上手に取り入れること」だ。
年齢相応の格好良さというのは、どういうことか?「おじさんは、おじさんらしい格好をすべき」ということでは勿論ない。大人らしく、客観的に自分の体型やキャラクターをしっかりと把握した上で似合うモノを選んで身につけたり、服のメーカーやブランドを精査することが大事だと思う。

また男性のにおいては、服に対する興味が10代後半から20代中盤をピークに、その後はゆるやかに低下してしまうことが多い。(JmksportShopsの読者は例外かもしれないが)服装にしても髪型にしても、若い頃のトレンドを無意識に引きずってしまい、時代遅れな感性でスタイルを形成してしまう危険を常にはらんでいる。歳を重ねれば重ねるほどに、ファッションシティに出掛けて街ゆく人を観察したり、JmksportShopsのインスタグラムで我々が撮り下ろした海外の最新ストリートスナップを見たり、本記事やJmksportShopsのその他の記事、その他ファッション雑誌の記事を読むなどして、定期的にキャッチアップする意識を高めていってほしい。

40代メンズの秋冬ファッションは「身体づくり」と「肌ケア」も大切に

本記事のテーマが40代の秋冬ファッションなので少しだけ話題がズレるが、服のチョイスや着こなし方と同じくらいに、身体づくりが、格好良い40代でいるために必要だ。特にジムや好きなスポーツで筋肉を鍛えることで、体型が整うのに加えて、加齢によるテストステロン値の低下を抑えて、精悍な顔立ちになるのでコーデもキマりやすくなる。身体が露出しない秋冬だからと油断せず、健康的な食事や睡眠、定期的なワークアウトを心がけてほしい。

編集部 三井
スキンケアも重要です。正しい知識を身につけ自分に合ったケアを続けていきましょう。また、40代の男性ならしっかりメイクするのに抵抗がある人が多いと思いますが、外で人と会う時だけでもBBクリームを使ってみてはいかがでしょうか。毛穴やシミ、青髭が自然な範囲でカバーできるだけでなく、日焼け対策にもなるので、今後若々しくいるためにも有効だと思います。ほとんどのコンビニやドラッグストア、そしてAmazonなどの通販サイトでも販売されている、ウーノのフェイスカラークリエイターシリーズはコスパが良くイチオシ。メイク落としは不要で、洗顔料で簡単に落とせます。※肌が弱い方や、肌に合わない方への使用は推奨しておりません。

40代メンズの秋冬ファッション①「メインストリームになりつつあるショート丈のアウター、ブルゾンを取り入れる」

ロングコートなど丈が長めのアウターの勢いは、かなり落ち着き、ショート丈のアウターが今の気分だ。ショートダウンの他、シングル襟付きのライダースジャケット、バブアーのスペイ、ダービージャケット、MA-1、デニムジャケットなどに注目してほしい。一昔前に流行ったモンクレールのダウンジャケットを超タイトにピタピタのフィッティングで着るというノリではなく、ドサっと羽織るようなイメージで、ちょっとだけゆるめ、あるいはゆるめくらいのフィッティングで着こなすのが今の気分だ。

編集部 三井
ロングコートがNGというわけではないので、そこは誤解なきようお願いします。ロングコートはタイムレスなアウターなので、持っている人はぜひこれからもガンガン着こなしてください。いわゆるダウンコートに関してはかなり下火で、ダウンジャケットをこれから買うならショート丈一択な感じがします。ちなみにライダースジャケットやデニムジャケットの着こなしに関しては、「ライダースジャケット40代メンズ 着こなしのコツと伝えたい個人的見解」と「40代メンズのGジャンコーデを成功に導く4提案」にて解説していますので未読の方は、ご一読いただけると嬉しいです!

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40代メンズの秋冬ファッション②「進化版のネオ・ノームコアを理解し、着こなしに取り入れる!」

「ノームコア」が令和時代に人気再燃!という記事でも紹介している通りだが、2013〜2014年頃にニューヨークで流行し、日本にも飛び火した極めてシンプルなスタイルが、昨今に再び脚光を浴びている。当時のスタイルとは少し異なる形でリバイバルしている点には注意が必要。下のスナップの男性のような着こなしがまさにそのイメージで、トップス、ボトムス、アウターなど、コーデに取り入れるアイテムのシルエットがゆるめになっている点をおさえて欲しい。

編集部 三井
40代の男性なら、トレンドが一周して戻ってくるという現象をすでに目の当たりにしていると思います。これこそまさに、源流を知る大人の男性が着こなしの違いを見せつけるチャンス到来です。特にノームコアの着こなしは引き算で成り立っていることもあり、センスの見せ所。この手のスタイルの足元に合わせるスニーカーは、ニューバランスの990シリーズアシックスのゲルカヤノ14が個人的におすすめです。また、ノームコアスタイル全体の色合わせとしては上のスナップの男性のように黒、白、グレーといったモノトーンを特に推奨します。

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40代メンズの秋冬ファッション③「太いパンツがトレンドだが、ほどほどのちょいゆるシルエットが取り入れやすい」

2023年のローンチで注目を集めるUNIQLO : CのワイドコーデュロイパンツがSNSで話題を集め、メンズの間でもレディースでも欲しいという声が上がった。コーデュロイという秋冬らしい素材以上に、そのワイドなシルエットに注目が集まった。丈についても、くるぶし丈のような短めではなく、フルレングスがトレンドだ。とは言え、我々40代男性にとっては、やや抵抗があり、履きこなすハードルが高いのも事実なので、流行を意識しすぎず下のスナップの男性のように、少しだけ裾に向かって細くなるテーパードシルエットのゆるめパンツをジャスト丈くらいで履くのをおすすめしたい。

編集部 三井
ボトムス全体のトレンド傾向で言うと、ストレートシルエットやフレアシルエットに勢いを感じます。従来は腰回りにだけ余裕があり、裾幅は狭いようなパンツがトレンドのメインストリームでしたが、今は裾幅を絞らないパンツをフルレングスかオーバーレングスで履くのが急激に流行ってきています。

40代メンズの秋冬ファッション④「旬なシティーボーイノリのスタイルをおじさんが取り入れるなら…」

若者の間で注目を集めるシティボーイスタイル。服だけでなく音楽でもシティ・ポップミュージックが再注目されている。この手のスタイルを40代メンズが実践するなら、成功のカギはしっかりした品質、デザインのキレイめアイテムを取り入れることにあると思う。下のスナップの男性が取り入れているウェアのなかでも特に注目したいのがゆるいシルエットのロングコート。今主流の低めのゴージラインなどディテールにも注目されたし。シティボーイっぽさを演出するキャップについては、好きなブランドや野球チームのものを自由に選んでほしい。

編集部 三井
シティボーイスタイルといえば、ルールも曖昧で、組み合わせるアイテムがわかりやすく格好良いものではない分、本人自体に雰囲気とか説得力があることが前提のスタイルで、似合う人は一握りな気がします。40代ならではの、ちょっと枯れつつある雰囲気とかは意外にマッチするかと思います。予算の範囲内で、できるだけ良い素材のウェアを選んだり、高級感のある小物を合わせるなどして、大人アレンジを楽しんでもらいたいです。

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40代メンズの秋冬ファッション⑤「原色系のカラーに勢い有り。インナーになら取り入れやすい!」

メンズシーンでもレッドやグリーンといった原色系の色味が徐々に勢いを取り戻している。インスタグラムやファッションイベントでも、とてもよく見かけるようになった。赤ニットにブルージーンズを合わせたり、赤いコートを取り入れたりと攻め気味のメンズも散見されるが、やはり取り入れやすいのはダークカラーのアウターを羽織った上でのインナーへのカラーの取り入れだ。差し色でも十分にインパクトとトレンド感を演出できるだろう。

編集部 三井
少々話はそれますが、1975年に公開のゴッドファーザーPARTIIにて、マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノが劇中で、赤いニットポロにベージュのチェスターコートを合わせたスタイリングで登場し、クールにキメていたのが私の中では鮮烈な印象として心に残っています。トレンドを意識するだけでなく、時には好きな映画や名優の装いに着想を得た着こなしに挑戦するのもイケてると思います。見てる映画の本数は、ほとんどの若者に負けていないはずなので、今まで見た映画の中に良いお手本がいなかったか思い返してみてください!

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40代メンズの秋冬ファッション⑥「クルーネックorモックネックのちょいゆるスウェットに注目」

若者や好感度なファッショニスタの間では、古着屋に並んでいるようなアームホールが太く、少し色褪せて味が出たスウェットシャツをドカッと羽織るようなフィッティングで着るのが流行っている。世界で初めてスウェットシャツの原型を作ったと言われる定番ブランドラッセルアスレティックも、その流れもあって最近人気だ。40代の男性なら下のスナップの男性のような、少し肩が落ちるくらいのフィッティングで着るのが取り入れやすいと思うが、もう少しゆるめが好きならそれも無論OKだ。

編集部 三井
身長や座高・脚の長さといった体型のバランスや、スウェットシャツのデザインにもよるのですが、オーバーサイズのスウェットシャツを着る際に着丈が長すぎると感じることはありませんか?そんな際に個人的におすすめなのが、裾を内側に折りたたんで丈を短めに調整するテクニックです。ぜひ試してみてください。

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