朝晩と日中の寒暖差が著しい季節の変わり目において温度調節できるミッドレイヤーとして活躍し、アウターとしてもインナーとしても使える汎用性の高さが魅力の「カーディガン」。薄手のハイゲージタイプはキレイめな着こなし向きで、ざっくり系の表情豊かなローゲージタイプはカジュアルコーデにおいて主役級の存在感を放つ。今回はそんな「カーディガン」にフォーカスし、メンズの着こなしとおすすめアイテムを紹介!
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そもそもカーディガンとは?
カーディガンとはフロントが前開きとなったセーターで、一般的にボタンやファスナー、スナップボタンで留めて開け閉めできるアイテムだ。素材、糸の太さ、着丈やシルエットなど選択肢が幅広く外出先でも気軽に着脱できるうえ、バッグに収納したり肩掛けや腰巻きもできるため、朝晩と日中の寒暖差が著しい季節の変わり目に重宝する。
“カーディガン”という名称はイギリスの伯爵の名前が起源!?
カーディガンというネーミングは、クリミア戦争のバラクラヴァの戦いにおいて無茶な突撃を行ったことで有名な、英国陸軍軽騎兵旅団長の第7代カーディガン伯爵ジェイムズ・ブルデネル氏が由来だ。戦争において負傷した兵士が着脱しやすいように、保温のための重ね着として着用していたVネックセーターを前開きにしてボタンでとめられるようにリメイクしたのが起源と言われている。ちなみにこの衣類が正式にカーディガンと呼ばれはじめたのは、カーディガン伯爵が失くなった1868年から。
また、ある説ではカーディガン伯爵が着用していたわけではなく、ジレ(ベスト)の前開きが付いたデザインから発想を得て生まれたとも言われている。カーディガンの原型は500年前の英国漁師が着用していた「アランセーター」と言われており、歴史の深い伝統的なアイテムのひとつだ。
季節によってアウターとしてもインナーとしても着回し可能な使い勝手の良さがカーディガンのいいところ!
アウターとしてもインナーとしても着回し可能な使い勝手の良いカーディガンは、一着でさまざまなスタイリングが楽しめる優れモノ。外出先でも気軽に脱ぎ着できるため、朝晩と日中で気温差の著しい春から夏、夏から秋の季節の変わり目に重宝し、他の羽織り物と比べてもかさばることなくバッグの中に忍ばせられる。さらにアイテム自体が柔らかいため、肩にかけたりグランジっぽく腰巻きしても◎ 何を着ていいのか判断しづらい陽気であれば、使い勝手の良いカーディガンが有力な選択肢となるだろう。
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